2018年05月06日

ハンターカブとFX110

アジア圏では、ホンダのカブのエンジンの設計をコピーしたバイクが多数製造されています。これらの多くではそのまま、ホンダ製の部品や、ホンダ純正エンジン向けに作られた社外パーツを装着できることがままあります。その関係で、補修部品やチューニングパーツについて調べるようとすると、どうしても似た仕様のホンダのバイクを調べることになります。そんななかで、よく似てるなあ・・と思わされるバイクがあります。オフ仕様に振った人気のカブ、ハンターカブ (CT110) です。

たぶん、CT110 に乗っている人からすると「そんなのと一緒にするな」と言われるかと思います。たしかにそうだと思います。しかしどうも偶然の一致とは思えないような部分もあります。先日バイクが集まるところでご一緒し、改めてそういう感想を抱きました。

エンジンは先に書いたように、ホンダの横型エンジンの設計で、外観は大変良く似ています。排気量は110ccといいながら実際にはそれよりも少し小さい105〜106cc。ストロークは共通で49.5mmです。馬力も7ps前後でほぼ同様。セルがなくキックスターターのみというのも同じです。

シフトチェンジは、普通のカブは前を踏み込むとギアが上がっていきますが、ハンターカブは逆向きで、掻き上げるとギアが上がっていきます。一番下がニュートラルの N-1-2-3-4 で、4速からさらに掻き上げてもニュートラルには入らない、リターン式です。これらは全て、FX110 と共通です。もちろんどちらも遠心自動クラッチ式。ギアリングが低く、最高速があまり伸びない点と、そのためにこの種のエンジンを積んでいる割に燃費が伸びないのも同様です。

乾燥重量は83kg (FX110) と 87kg (CT110) で近く、乗車定員は1名。なによりどちらもその軽さゆえ、気軽にオフロードに入っていき、ギアリングの低さを活かしてトコトコとクリアするのが得意という美点を共有しています。

もちろん全然違う部分もあります。CT110 には大きなキャリアがついていて積載性が高いのに対して、FX110には皆無である点は最大の相違点でしょう。リアブレーキの操作方法が違うこと、副変速機の有無(国内版のCT110には備わっていない)、なども色々違います。まあそもそも、実用の道具か、実用性無視のファン志向か、といったデザインイメージが正反対を向いていますが。

ですが同じ原付二種同士、速度域も、楽しいシチュエーションも似ているので、一緒にツーリングに行ったりすると楽しいんじゃないかなと思ったりしました。最近クロスカブもモデルチェンジしてハンターカブにいっそう近づいたし、フラット林道などのライトな、文字通りのオフ会?なんかがあったら参加してみたいです。
posted by tksg at 00:56| Comment(0) | FX110