FX110はキャブが斜めについています。カスタム車っぽい雰囲気ですが、横に飛び出たエアフィルタが内腿やふくらはぎに触れて少し違和感があります。以前、キジマ製のエアフィルタに交換して出っ張りが小さくなりましたが、それでも時々触れるので、今度は首の曲がったフィルタを買ってみました。
FX110には中国や台湾で製造されたパーツが多数使われているようなので、躊躇することなくそのような安価なパーツを取り付けられます。今回も eBay で購入しました。なんと送料込み472円。これで海外から送られてきます。ただし梱包には期待できません。今回はなんとこんなふうに、ビニール袋に入っただけの状態で届きました。
取り付ける前に前のキジマのフィルタと比べると、ゴムとフィルタの間の嵌合い部分の直径は同じです。キジマのフィルタのほうが小型で作りも良いので、今回は曲がったゴムの部分だけを使うことにし、フィルタ部分はキジマのパーツを使うことにしました。
取り付けたところ、フィルタの出っ張りがさらに小さくなり、跨っても、よほど膝を絞らなければ触れる感じがなくなりました。実はキャブごと内側へ振るための部品も買ってあるのですが、これならそこまでする必要はなさそうです。
真後ろから見たところ。フレーム内にほぼ収まり、すっきりしました。
2018年06月30日
エアフィルタふたたび
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FX110フェンダーレス化(2)
部品を組み立てて取り付ける前にいくつか準備があります。FX110はコースで遊ぶときなどのために、テールランプ・アッセンブリーを簡単に取り外せるようになっています。ウインカーやナンバープレート灯の配線はギボシで外せるようになっていますが、テールランプはコネクタでつながっています。本体側のハーネスを加工してギボシにしてしまってもいいのですが、いつでもオリジナル状態に戻せるようにしておけば壊してしまったときに助かるので、新しいテールランプ側に同じコネクタを取りつけることにします。
ボディ側のコネクタの形状を元に検索すると、これは110型コネクタというタイプであることがわかりました。「110型 3極」などで検索すると1個数百円でバラ売りしているものがいくつも見つかりますので買っておきます(前ページの写真は全て、既にコネクタを取り付けた後の写真です)。
次に取り付けですが、その前に小加工が必要なことがわかりました。穴はおおよその位置に開けておいて、あとは現物合わせで削って取り付けようと思っていたのですが、うっかりしていてウインカーのナットと本体取付用のボルトが干渉するような設計にしてしまっていました。上の写真のように、取り付け穴を全てリューターで長穴に加工して干渉を避けます。
うまく取り付けられることを確認できたら、ブラケットをつや消し黒で塗装し、ウインカーとテールランプを固定します。このウインカーはナットを締めすぎると壊れるとレビュー等に書かれていたので、緩めに締め、ネジロック剤で緩まないように固定します。
装着しました。フロントのウインカーは純正の電球式のままなので動作にも問題ありません。上の写真はGIFなのでLEDが点滅するだけですが、実際には内側から外側へ流れるような動きをします。まるで最初からこうであったかのような仕上がりに満足です。
この写真では反射板がリアタイヤより後ろに出ているようにも見えますが、実際には反射板がリアタイヤよりも5cmほど奥になります。車庫に置いたときもタイヤが当たるまで、10cmほど奥に寄せられるようになり、なによりFX110の軽快感がますます増したように思われます。
最後に、ここで制作したブラケット部分の3Dデータ(STLファイル)を公開(Body1.stl)しておきます。これは今回制作して取り付けたものですが、上に書いたように設計にミスがあり、上面の全ての穴(7箇所)を長孔に加工する(または後方1cmぐらいのところに別途穴あけする)必要があります。またウインカー取付部周囲の肉厚が計画よりも薄くなっています。アクリルに比べてナイロンは割れにくく、安価でもあるので、ナイロン粉体焼結方式で造形するのがおすすめです。
こちら(Body2.stl)はその後、設計を修正したものです。ウインカー取付部周囲の肉厚を増し、取付部を前に移動させました。上面の穴は現物合わせで少し加工する必要があるかもしれませんが、基本的にはほぼポン付けできると思います。どちらもウインカーはM10のボルトを通すタイプに対応しています。テールランプは前述の「ポッシュ アキュートLEDテールランプ」に対応していますが、別途ナンバープレートホルダーとナンバープレート灯を用意するのであれば、純正のテールランプも付くと思います(形状や取り付けボルトの位置が同じなので)。いずれも自己責任となりますが自由にご利用下さい。
かかった費用は以下のとおりです。
ボディ側のコネクタの形状を元に検索すると、これは110型コネクタというタイプであることがわかりました。「110型 3極」などで検索すると1個数百円でバラ売りしているものがいくつも見つかりますので買っておきます(前ページの写真は全て、既にコネクタを取り付けた後の写真です)。
次に取り付けですが、その前に小加工が必要なことがわかりました。穴はおおよその位置に開けておいて、あとは現物合わせで削って取り付けようと思っていたのですが、うっかりしていてウインカーのナットと本体取付用のボルトが干渉するような設計にしてしまっていました。上の写真のように、取り付け穴を全てリューターで長穴に加工して干渉を避けます。
うまく取り付けられることを確認できたら、ブラケットをつや消し黒で塗装し、ウインカーとテールランプを固定します。このウインカーはナットを締めすぎると壊れるとレビュー等に書かれていたので、緩めに締め、ネジロック剤で緩まないように固定します。
装着しました。フロントのウインカーは純正の電球式のままなので動作にも問題ありません。上の写真はGIFなのでLEDが点滅するだけですが、実際には内側から外側へ流れるような動きをします。まるで最初からこうであったかのような仕上がりに満足です。
この写真では反射板がリアタイヤより後ろに出ているようにも見えますが、実際には反射板がリアタイヤよりも5cmほど奥になります。車庫に置いたときもタイヤが当たるまで、10cmほど奥に寄せられるようになり、なによりFX110の軽快感がますます増したように思われます。
最後に、ここで制作したブラケット部分の3Dデータ(STLファイル)を公開(Body1.stl)しておきます。これは今回制作して取り付けたものですが、上に書いたように設計にミスがあり、上面の全ての穴(7箇所)を長孔に加工する(または後方1cmぐらいのところに別途穴あけする)必要があります。またウインカー取付部周囲の肉厚が計画よりも薄くなっています。アクリルに比べてナイロンは割れにくく、安価でもあるので、ナイロン粉体焼結方式で造形するのがおすすめです。
こちら(Body2.stl)はその後、設計を修正したものです。ウインカー取付部周囲の肉厚を増し、取付部を前に移動させました。上面の穴は現物合わせで少し加工する必要があるかもしれませんが、基本的にはほぼポン付けできると思います。どちらもウインカーはM10のボルトを通すタイプに対応しています。テールランプは前述の「ポッシュ アキュートLEDテールランプ」に対応していますが、別途ナンバープレートホルダーとナンバープレート灯を用意するのであれば、純正のテールランプも付くと思います(形状や取り付けボルトの位置が同じなので)。いずれも自己責任となりますが自由にご利用下さい。
かかった費用は以下のとおりです。
ポッシュ アキュートLEDテールランプ | 5,326 |
LEDウインカー | 899 |
リフレクター | 1,650 |
110型3極コネクター | 543 |
DMM 3Dプリントブラケット | 6,487 |
合計 | 14,905 |
posted by tksg at 16:42| Comment(0)
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FX110フェンダーレス化(1)
FX110は細身のミニマルなデザインが特徴です。大メーカに比べ生産量が少ないマイナーなバイクのため汎用パーツが多く使われていますが、そのわりにおざなりな感じはあまりありません。もとはヘッドライトやテールランプなどの保安部品がないファンバイクでしたが、国内に輸入されるときにそれらが装備されました。これらもきちんと統一感のあるデザインになっています。しかし個人的にはナンバープレートまわりだけは少し長すぎる気がします。バイクの後ろを壁際に寄せるとタイヤのまえに反射板が壁に触れてしまうため、もう少し短いほうが使い勝手も良さそうです。そこでフェンダーレス化をしてみました。
まずはパーツ集めです。FX110向けにもショートフェンダーキットが販売されており、比較的安価でワレンズウインカーも使用されていてよさそうです。でもどうせなら自前で、また純正っぽく仕上げたかったため、自分で作ってみることにしました。ウィンカーはデザインと値段優先で、2本でたった900円の「流れる」タイプを買いました。反射板はナンバープレートに共締めにする横長のタイプを選択。
そして肝心のテールランプですが、検索しているうちに純正にそっくりな形状のもの(ポッシュ アキュートLEDテールランプ)を見つけました。もともとFX110のテールランプは、リアフェンダーとぴったり形が揃っています。しかしどうも設計時には、まずこのテールランプ(のナンバープレート灯なしバージョン)を使うことにし、それに合わせてリアフェンダーをデザインしたのではないかと思われます。
それではそのまま純正のテールランプを使えば良いようなものですが、それではナンバープレート灯がありません。しかし今回購入したテールランプはバージョンアップされており、ナンバープレート灯が下部に追加されています(メーカHPに「新設計ボディへの改良によりナンバー灯機能を追加」と書かれていました)。ナンバープレートを固定する金具も付属していますので、これを使えば純正に近い形状で容易にフェンダーレス化ができそうです。すべての部品は amazon で購入できました。
これだけ部品が揃えば、あとはそれらを固定するための金具だけです。こればっかりはどうにかして制作するしかありません。純正品を加工したり、汎用の金属プレート等で付けることもできると思いますが、できればきれいに仕上げたいところ。まずは板金で制作しようと、図面を引いて個人向け制作をしている業者から見積もりをもらいましたが、割と単純な形状でも一万円以上はかかるようです(人件費を考えると当然ですが)。それなら、と3Dプリンタで制作することにしました。現物を測りながらCADソフトで適当にデザインし、DMMの3Dプリントサービスで出力してもらいました。6,487円、ちょっとコストはかかりましたが一品制作と考えれば悪くないでしょう。材質は割れにくいナイロンで、肉厚が3mmあるので強度は十分と思われます。
さて取り付けです。続きは次のページで。
まずはパーツ集めです。FX110向けにもショートフェンダーキットが販売されており、比較的安価でワレンズウインカーも使用されていてよさそうです。でもどうせなら自前で、また純正っぽく仕上げたかったため、自分で作ってみることにしました。ウィンカーはデザインと値段優先で、2本でたった900円の「流れる」タイプを買いました。反射板はナンバープレートに共締めにする横長のタイプを選択。
そして肝心のテールランプですが、検索しているうちに純正にそっくりな形状のもの(ポッシュ アキュートLEDテールランプ)を見つけました。もともとFX110のテールランプは、リアフェンダーとぴったり形が揃っています。しかしどうも設計時には、まずこのテールランプ(のナンバープレート灯なしバージョン)を使うことにし、それに合わせてリアフェンダーをデザインしたのではないかと思われます。
それではそのまま純正のテールランプを使えば良いようなものですが、それではナンバープレート灯がありません。しかし今回購入したテールランプはバージョンアップされており、ナンバープレート灯が下部に追加されています(メーカHPに「新設計ボディへの改良によりナンバー灯機能を追加」と書かれていました)。ナンバープレートを固定する金具も付属していますので、これを使えば純正に近い形状で容易にフェンダーレス化ができそうです。すべての部品は amazon で購入できました。
これだけ部品が揃えば、あとはそれらを固定するための金具だけです。こればっかりはどうにかして制作するしかありません。純正品を加工したり、汎用の金属プレート等で付けることもできると思いますが、できればきれいに仕上げたいところ。まずは板金で制作しようと、図面を引いて個人向け制作をしている業者から見積もりをもらいましたが、割と単純な形状でも一万円以上はかかるようです(人件費を考えると当然ですが)。それなら、と3Dプリンタで制作することにしました。現物を測りながらCADソフトで適当にデザインし、DMMの3Dプリントサービスで出力してもらいました。6,487円、ちょっとコストはかかりましたが一品制作と考えれば悪くないでしょう。材質は割れにくいナイロンで、肉厚が3mmあるので強度は十分と思われます。
さて取り付けです。続きは次のページで。
posted by tksg at 16:13| Comment(0)
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