・・と大袈裟なタイトルですが、たいした話ではありません。外装がカスタムされたNSR250Rですが、出自のわかっていなかったテールランプAssy. の由来がわかりました。
このバイク、受け取ったときに「テール部分は原付の部品を流用してカスタムしてある」という話は聞いていました。でもどの車種のものかはわからなかったのですが、ふとしたことで似たものを見つけました。それがこの、ホンダ・スマートディオ(AF56)です。プレス用の写真では前からの写真しかなく十分確認できませんが、画像検索するとリアの写真も見つかります。クリアカバーが付いているので気づきにくかったのですが、その中身のレンズの形状は、どうも同じ形に見えます。
そこで1つ入手してみることにしました。ヤフオクで検索してみると、安価でゴロゴロとたくさん出品されています。その中からなんと、即決1円のものを落札。送料は1000円少々かかりましたが、電球も全部ついており、割れ・欠けなどもなく、上々の状態です。
このユニット、テールランプ・ストップランプと方向指示器が一体になっているのはもちろん、ナンバープレート照明のための透明な窓も底部に付いています。NSRでもこの照明をうまく使ってテールランプが照らされるように作られています。透明のカバーは爪で引っかかっているだけなので簡単に外せそう。中身の赤と黄色のレンズは中古品でもカバーに守られて傷が入っていないので流用にはちょうど都合が良かったのかもしれません。
そして、NSRに装着されているものと並べた結果。完全に一致しました。
バイクのテールランプはカスタム用の汎用品がいろいろと売られていますが、どれも結構なお値段です。最近は海外製のものも多く売られていますが、防水性や強度が劣ったり暗かったりするものも。その点、この手の国産車の部品の流用は安上がりで信頼性も高く、壊れたときに同じものを入手するのも容易なので、形さえあえばいい方法だと思いました。
2019年07月20日
突き止めた!
posted by tksg at 17:03| Comment(0)
| NSR250R
2019年07月15日
始動性いいです
2ストは始動性がいいと言われます。2ストは1回転につき1回爆発であること、圧縮比が低いことなどがその理由だそうですが、それにしても始動性がいい。
今日は雨なので、車庫でこんなムービーを撮ってみました。キックが軽いので足など使わなくても手でエンジンを掛けられます。しかもこれを撮ったのは今週末の初回の始動、つまり1週間放置後でエンジンは室温まで冷えている状態です。これまでに所有していた2台のバイク(FX110, XR250)のどちらよりも始動性は高いと思います。これならセルモーターの必要性は全然感じません。NSR250Rは2気筒なのでさらに1回転あたりの爆発回数が多いことや、クランクケースリードバルブのため吸気負圧がかかりやすいこともあるのかなと思います。実は、上の映像では始動直後で前バンクしかまだ火が入っていませんが、少しふかすと当然両方から白煙が出始めます。このことからも2気筒あるのでかかりやすいということになるのかなという気がします。
ネット上では何十回とキックしてもかからなかった体験なども挙がっていますが、センターシール抜けのほか、私見ではリードバルブの反りや欠けがあると始動性が低下するんじゃないかなと思います。また冷感に比べ、むしろ走行後10分ほどした、キャブなどが加熱しているであろう状況のほうが始動性が悪くなることがあります。このときは(取扱説明書にあるとおりに)チョークは引かずにスロットルをちょっとだけ回してキックするとすぐかかります。
2ストですのでやはり白煙は出ます。少しエンジンを掛けていると、すぐに車庫が曇ってきます・・が、思いのほかドライな感じで、走行している限りあまりバイクも汚れないし、衣類にも気になるほどの匂いはつきません。むしろ隣に置いてある古いホンダ4輪車のほうがススをたくさん吐きます・・2ストのオイル汚れは心配していたほどではないようです。
連休の後半は晴れ間も覗いてきたので、合計100km余り、近所を走ってきました。キャブ車なので温まるまで本調子にならないのは当然としても、よく観察すると水温が上がったばかりよりも10〜20kmほど走ってからのほうがいい感触のような気がします。その事もあってちょっと近所まで・・という乗り方には向いてないし、精神的にも良くない感じ。ですので一度車庫から出したら、2時間弱ほどは乗っています。燃費ですが、今回はあまり高回転ばかりキープせずに4000rpmあたりもそれなりに使って 14.8km/L でした。あいかわらずよくはありませんが、まあちょっとは改善しました。エンジンオイルもちょうどいいペースで減っている(供給されている)ようだし、左右バンクの白煙の量も均等なので燃料タンクへのオイル投入はやめるか、ごくわずかまで減らそうと思っています。
今日は雨なので、車庫でこんなムービーを撮ってみました。キックが軽いので足など使わなくても手でエンジンを掛けられます。しかもこれを撮ったのは今週末の初回の始動、つまり1週間放置後でエンジンは室温まで冷えている状態です。これまでに所有していた2台のバイク(FX110, XR250)のどちらよりも始動性は高いと思います。これならセルモーターの必要性は全然感じません。NSR250Rは2気筒なのでさらに1回転あたりの爆発回数が多いことや、クランクケースリードバルブのため吸気負圧がかかりやすいこともあるのかなと思います。実は、上の映像では始動直後で前バンクしかまだ火が入っていませんが、少しふかすと当然両方から白煙が出始めます。このことからも2気筒あるのでかかりやすいということになるのかなという気がします。
ネット上では何十回とキックしてもかからなかった体験なども挙がっていますが、センターシール抜けのほか、私見ではリードバルブの反りや欠けがあると始動性が低下するんじゃないかなと思います。また冷感に比べ、むしろ走行後10分ほどした、キャブなどが加熱しているであろう状況のほうが始動性が悪くなることがあります。このときは(取扱説明書にあるとおりに)チョークは引かずにスロットルをちょっとだけ回してキックするとすぐかかります。
2ストですのでやはり白煙は出ます。少しエンジンを掛けていると、すぐに車庫が曇ってきます・・が、思いのほかドライな感じで、走行している限りあまりバイクも汚れないし、衣類にも気になるほどの匂いはつきません。むしろ隣に置いてある古いホンダ4輪車のほうがススをたくさん吐きます・・2ストのオイル汚れは心配していたほどではないようです。
連休の後半は晴れ間も覗いてきたので、合計100km余り、近所を走ってきました。キャブ車なので温まるまで本調子にならないのは当然としても、よく観察すると水温が上がったばかりよりも10〜20kmほど走ってからのほうがいい感触のような気がします。その事もあってちょっと近所まで・・という乗り方には向いてないし、精神的にも良くない感じ。ですので一度車庫から出したら、2時間弱ほどは乗っています。燃費ですが、今回はあまり高回転ばかりキープせずに4000rpmあたりもそれなりに使って 14.8km/L でした。あいかわらずよくはありませんが、まあちょっとは改善しました。エンジンオイルもちょうどいいペースで減っている(供給されている)ようだし、左右バンクの白煙の量も均等なので燃料タンクへのオイル投入はやめるか、ごくわずかまで減らそうと思っています。
posted by tksg at 16:23| Comment(0)
| NSR250R
2019年07月08日
MC18とガルアーム
梅雨ですが今週末は晴れていたので、こんどはちょっくら北のほうへ。
道の駅を2つほどハシゴして、80km余り走ってきました。やはり晴れると皆出かけたくなるのか、今日はやたらとバイクが多い日でした。
この道の駅ではトイレに寄って2,3分ほど休み、さあ出かけようとジャケット(hit-airという「着るエアバッグ」タイプを使っています)を着て、ヘルメットをかぶり、グローブをつけようとしたところで「すみません、写真撮ってもらえますか・・・」 僕はなぜか、やたらと写真を撮ってほしいと依頼されるタイプのようで、これは特に珍しくもないのですが、さすがにヘルメット姿で声をかけられるとは思いませんでした。
ご覧のようにこの車両は88年式ですがガルアームがついています。割と定番のカスタムですし、ガルアームの装着そのものはさほど難しくないようですが、車高が合わないという情報をよく見ます。
この車両ではどうなっているかというと、このまさに「MC18型にガルアームを装着する」ことを実現するための専用パーツが付いていました(HONDAと書かれている三角形のパーツ)。プロリンクサス特有のプログレッシブレートを実現するための部品が交換されています。
検索してもあまり情報が出てこないのですが、その中で1つ、8年ほど前のオークションの情報が見つかりました(上の写真)。そこにはこのパーツと同じものが写っており、まさに「MC18にガルアームをつける」ためのパーツという説明があります。今はもう売っていないのかもしれません。
なお、前に一旦取り外していたウインカー付きのミラーですが、装着し直しました。といいますか、訳あって同じ商品を書い直したのですが、新しいものはアーム部分が改善されており剛性が上がっていました。前のものもアーム内部は金属製のようですが、それがかなり厚い樹脂で覆われていたところ、新しいものは金属部分が太くなり、その外部が黒色塗装されたようになっています(ですので触った感じ、前よりひんやりします)。実際に振動はかなり減って問題なくなりました。やはりミラーが外に広がっている分、後方視界は純正よりずっと良いです。
今回は高回転だけでなく低回転も含め、いろんな回転数や負荷で走りました。もちろん高回転まで回さないとこのエンジンの良さが出ないところはあるのですが、もう1つ、4000rpmあたりにも使いやすい領域があります。それより上の回転数(6000rpm弱のあたり)はスロットルをひねって加速しないとバラバラと爆発が抜け気味になりやすいですが、4000rpmのあたりはそれよりは揃った爆発になりやすいです。また思い切ってギアを上げて回転を落とし、そこでスロットルを大きめに開いたほうが、高回転で弱いスロットルを使うよりは安定した燃焼になります。ですがやはり巡航中の走行負荷にちょうどつりあう(=加速も減速もしない)弱い力を出すのが不得意なエンジンであることには変わりなく、全開加速とスロットル閉を繰り返して使用するサーキット向けのエンジンであることには変わりありません。
ニーグリップするとキックアームが少し足に触れて気持ち悪かったのですが、いろんな写真を見るともう少しキックアームが下にあるので外してみたところ、スプラインが1つぶん上に付いていました。時計回りに1つずらして解消。
道の駅を2つほどハシゴして、80km余り走ってきました。やはり晴れると皆出かけたくなるのか、今日はやたらとバイクが多い日でした。
この道の駅ではトイレに寄って2,3分ほど休み、さあ出かけようとジャケット(hit-airという「着るエアバッグ」タイプを使っています)を着て、ヘルメットをかぶり、グローブをつけようとしたところで「すみません、写真撮ってもらえますか・・・」 僕はなぜか、やたらと写真を撮ってほしいと依頼されるタイプのようで、これは特に珍しくもないのですが、さすがにヘルメット姿で声をかけられるとは思いませんでした。
ご覧のようにこの車両は88年式ですがガルアームがついています。割と定番のカスタムですし、ガルアームの装着そのものはさほど難しくないようですが、車高が合わないという情報をよく見ます。
この車両ではどうなっているかというと、このまさに「MC18型にガルアームを装着する」ことを実現するための専用パーツが付いていました(HONDAと書かれている三角形のパーツ)。プロリンクサス特有のプログレッシブレートを実現するための部品が交換されています。
検索してもあまり情報が出てこないのですが、その中で1つ、8年ほど前のオークションの情報が見つかりました(上の写真)。そこにはこのパーツと同じものが写っており、まさに「MC18にガルアームをつける」ためのパーツという説明があります。今はもう売っていないのかもしれません。
なお、前に一旦取り外していたウインカー付きのミラーですが、装着し直しました。といいますか、訳あって同じ商品を書い直したのですが、新しいものはアーム部分が改善されており剛性が上がっていました。前のものもアーム内部は金属製のようですが、それがかなり厚い樹脂で覆われていたところ、新しいものは金属部分が太くなり、その外部が黒色塗装されたようになっています(ですので触った感じ、前よりひんやりします)。実際に振動はかなり減って問題なくなりました。やはりミラーが外に広がっている分、後方視界は純正よりずっと良いです。
今回は高回転だけでなく低回転も含め、いろんな回転数や負荷で走りました。もちろん高回転まで回さないとこのエンジンの良さが出ないところはあるのですが、もう1つ、4000rpmあたりにも使いやすい領域があります。それより上の回転数(6000rpm弱のあたり)はスロットルをひねって加速しないとバラバラと爆発が抜け気味になりやすいですが、4000rpmのあたりはそれよりは揃った爆発になりやすいです。また思い切ってギアを上げて回転を落とし、そこでスロットルを大きめに開いたほうが、高回転で弱いスロットルを使うよりは安定した燃焼になります。ですがやはり巡航中の走行負荷にちょうどつりあう(=加速も減速もしない)弱い力を出すのが不得意なエンジンであることには変わりなく、全開加速とスロットル閉を繰り返して使用するサーキット向けのエンジンであることには変わりありません。
ニーグリップするとキックアームが少し足に触れて気持ち悪かったのですが、いろんな写真を見るともう少しキックアームが下にあるので外してみたところ、スプラインが1つぶん上に付いていました。時計回りに1つずらして解消。
posted by tksg at 00:24| Comment(0)
| NSR250R