2024年06月06日

シフトアーム再び

NSR250Rのチェンジペダルがチェンジアームの問題によりガタつく件は、以前こちらで対策しました。しかしまた最近、ガタついている感じです。そもそもミッションから伸びた軸が短く、そこからアームで長さ方向に延長しているため、チェンジペダルにかかった力が軸を回す方向だけに働かず、チェンジアームをガタつかせる方向にも働いてしまうのが問題のように思われます。前回の対策の時の写真ですが、

IMG_20190815_153520.jpg


をご覧のとおり、軸を挟み込む部分からピロボールまでの距離が、半径方向に比べて長手方向(軸方向)に遠いのが問題というわけです。それだけでなく、軸を締め付ける部分の、軸に沿った方向の厚みが薄いことも災いしていると思われます。これが長くて、軸の奥まで届いていれば、チェンジアームを曲げる方向に力がかかっても、それがスプラインの部分だけに働かずに済むからです。要するに、軸の長さの問題と、チェンジアームの形状、その双方に問題があるというわけです。

そう言っていてもガタついているものは直したい。そこでSNSで相談したところ、モトールエンジニアさんのチェンジアームを推奨いただきました。MC18用とMC21/28用がありますが、ものは同じで、2つある穴のどちらを使っているかだけ違うそうです。要するに、MC21ではレバー比を大きくしてあるわけで、チェンジペダルのほうもそれに合わせて変更されています。まさに上記の問題点が改善されているわけです。



ミッション側の軸はそのままなので変更のしようがありませんが、このチェンジアームは少し奥行方向に長めに刺さる構造になっているように思われます。とにかく、装着しましたら、上の動画のようにガタツキ解消。シフトフィーリングも改善しました。あとは、これがどれぐらい持続するか、でしょうか。
posted by tksg at 23:12| Comment(0) | NSR250R