オリジナルは丸型のミラーですが、ボールジョイント部分が少し頼りないのと、ハンドル幅が広いため視界が腕に遮られがちで後ろが十分には見えません。全体にモダンな造形の割にミラーだけ丸いのはあんまり似合わないなあ、と思い、先端だけでも少し横に出ていたほうが後ろが見やすいだろうと、SP武川の「ポリゴンラウンドミラー」を装着しました。取り付けは左右ともM10の正ネジです。
オリジナルよりも軸が太くて、角度調整用のボール部分がしっかりしていることもあって視界が安定し、斜め上に少し長いためにかなり後ろが見やすくなりました。
次に、燃料タンクのコックです。
ネット上には「リザーブがない」(つまりONでもタンク内全量が使用される)という情報がありましたので、ほぼ燃料タンクが空になるまで乗ってから、コックに別のホースを繋ぎ全部の燃料を排出しました。それからコックを緩めていくと、燃料が漏れてきます・・慌てて締め直してからリザーブにするとまだ燃料が出ます。リザーブがあったのです。燃料コックを外してから見てみると、たしかにフィルタ(白い外筒)の内側に、細いパイプがちゃんとついています。これなら交換する必要がないので、せっかくリザーブ付きのコック(上の写真の、モンキー・ゴリラ用M16)を調達していたのに交換せずに、元のコック(上の写真の右側)に戻しました。ちなみにコック取り付け部分のネジはM16です。
さらに、エアフィルタをキャブに繋ぐ部分のゴムが切れかけていたので、キジマ製パワーフィルターに交換しました。このバイク、ゴム部品の品質はよくありません。CDIやバッテリーの固定ゴムも同様です。
上の写真の、39φのものがぴったりです。オリジナルのエアフィルタはただの金属網でなく、その間にかなり密な黒色の布状のものが入っています。キジマのこれは、それよりも薄い布になっていて抜けが良い感じです。燃調が少し薄くなるようでアイドルが下がりますが、アイドルストップスクリューで調整すればOKです。もともとちょっと燃料が濃い目のようなので、燃調をいじる必要がなく、かえってより元気に回るようになりました。
オジリナルのエアフィルタにはブローバイガスを戻す管がついていますが、これは二次エア供給装置の吸気口につなぎ直しておきます。こうすることでクランクケース内の未燃焼ガスが吸い出されて触媒で燃焼されるし、クランクケース内も負圧になります。
ブローバイガスのホースが裏に回り、エアフィルタ自身も小さくなったので、燃料コックが操作しやすくなるという効果もありました。実はさらに、インマニの角度を振ってキャブを内側に押し込もうとしたのですが、このエアフィルタでもタンクと干渉するので、このままでは無理でした。今後の課題です。
最初の写真では他に、バッテリーを黒く塗装しています。もとはバッテリーが黄色いので必要以上に目立ってしまいますが、黒く塗るだけで違和感が解消します。しかしほどなく、これはバッテリーレスキットに置き換えてしまいました。
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