ボディ側のコネクタの形状を元に検索すると、これは110型コネクタというタイプであることがわかりました。「110型 3極」などで検索すると1個数百円でバラ売りしているものがいくつも見つかりますので買っておきます(前ページの写真は全て、既にコネクタを取り付けた後の写真です)。
次に取り付けですが、その前に小加工が必要なことがわかりました。穴はおおよその位置に開けておいて、あとは現物合わせで削って取り付けようと思っていたのですが、うっかりしていてウインカーのナットと本体取付用のボルトが干渉するような設計にしてしまっていました。上の写真のように、取り付け穴を全てリューターで長穴に加工して干渉を避けます。
うまく取り付けられることを確認できたら、ブラケットをつや消し黒で塗装し、ウインカーとテールランプを固定します。このウインカーはナットを締めすぎると壊れるとレビュー等に書かれていたので、緩めに締め、ネジロック剤で緩まないように固定します。
装着しました。フロントのウインカーは純正の電球式のままなので動作にも問題ありません。上の写真はGIFなのでLEDが点滅するだけですが、実際には内側から外側へ流れるような動きをします。まるで最初からこうであったかのような仕上がりに満足です。
この写真では反射板がリアタイヤより後ろに出ているようにも見えますが、実際には反射板がリアタイヤよりも5cmほど奥になります。車庫に置いたときもタイヤが当たるまで、10cmほど奥に寄せられるようになり、なによりFX110の軽快感がますます増したように思われます。
最後に、ここで制作したブラケット部分の3Dデータ(STLファイル)を公開(Body1.stl)しておきます。これは今回制作して取り付けたものですが、上に書いたように設計にミスがあり、上面の全ての穴(7箇所)を長孔に加工する(または後方1cmぐらいのところに別途穴あけする)必要があります。またウインカー取付部周囲の肉厚が計画よりも薄くなっています。アクリルに比べてナイロンは割れにくく、安価でもあるので、ナイロン粉体焼結方式で造形するのがおすすめです。
こちら(Body2.stl)はその後、設計を修正したものです。ウインカー取付部周囲の肉厚を増し、取付部を前に移動させました。上面の穴は現物合わせで少し加工する必要があるかもしれませんが、基本的にはほぼポン付けできると思います。どちらもウインカーはM10のボルトを通すタイプに対応しています。テールランプは前述の「ポッシュ アキュートLEDテールランプ」に対応していますが、別途ナンバープレートホルダーとナンバープレート灯を用意するのであれば、純正のテールランプも付くと思います(形状や取り付けボルトの位置が同じなので)。いずれも自己責任となりますが自由にご利用下さい。
かかった費用は以下のとおりです。
ポッシュ アキュートLEDテールランプ | 5,326 |
LEDウインカー | 899 |
リフレクター | 1,650 |
110型3極コネクター | 543 |
DMM 3Dプリントブラケット | 6,487 |
合計 | 14,905 |