2018年05月03日

プラグとオイルの交換

まだ走行200km程度ですが、プラグとオイルを交換することにしました。

プラグは、その焼け具合を見ると燃料の濃さをある程度確認できます。しかしせっかく外すのであれば、あまり品質が良くないと言われているオリジナルを戻すのではなく、耐久性と着火性の良いイリジウムに交換してしまうことにしました。

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純正のスパークプラグはA7TCで、それに相当するNGKのイリジウムプラグはCR7HIXです。1000円以上しますが、1本しか必要ないので助かります。

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外したプラグは、ネジの付近がススけていますが、碍子の部分は茶色くて、ちょうどいい具合に思えます。少なくとも薄すぎるということはないようです。

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プラグはネジ径が10mm、ナットは2面距離16mmですので、適合したソケットで装着します。念のためトルクレンチで締め付けました。10〜12Nmが適正トルクです。

次にオイル交換です。たった200kmで、という気もしますが、購入時に販売店の方からは「まずは300kmで交換して下さい」と言われています。ネットで調べると、この手のコピーエンジンに最初に入っているオイルは質が悪いことがあるとか。そのオイルで慣らしというのも嫌だし、カブは最初100kmで交換するという人もいるようなので、さっさと交換しておくことにしました。カブのコピーなのでホンダのオイルの中でも廉価なG1でいいのですが、これから暖かくなるし、少しエンジンの振動が減る方がいいなということで、硬めの10W-40のG2にしました。

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ある程度エンジンを温めてから、普通に底のドレンプラグを抜いてオイルを排出します。かなり黒いですが、墨汁みたいな感じではなく、普通の汚れたオイルという感じです.ただし粘度は低い感じ。違和感のあるような金属物は見られませんでした。750ccほど出てきたので、同じ量を上から入れて、あとはレベルゲージを見ながら調整します。

試走した結果について。まずプラグだけ交換して走ってきましたが、効果あります。1つ1つの爆発が粒立つ感じで、アイドリングの安定感も高く、また、トルクも上がった感じがしました。ただしトップエンドではあまり大きな差がなく、きっとバルブタイミングやキャブの容量によって回転が制限されているのだろうと思います。

次にオイル交換結果ですが、これもてきめんです。振動が減り、これまで振動が気になっていた速度域が快適になっています。ギアの入りも、もともとほとんど違和感ありませんでしたが、交換後はもっと気持ちよくチェンジできます。粘度高めですのでクラッチのつながりも悪くありません。

国産のバイクに比べてこの手の消耗品やゴムパーツ類の品質が気になるバイクですが、これでより安心して気持ちよく乗れるようになりました。
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2018年04月22日

バッテリーレス化

FX110にはセルモーターがなく、エンジンの始動はキックスターターのみです。ですので、バッテリーが上がっていてもエンジンがかかります。バッテリーは電圧を安定化させるためと、最初の始動時にニュートラルランプを点灯させるためだけのものと言っても過言ではありません。重いし、しばらく乗らずに放電しきってしまうとバッテリーが劣化してしまうので、バッテリーレス化することにしました。

バッテリーレス化するためには、単にバッテリーを取り外すだけでなく、電圧を安定化させるためのコンデンサを装着する必要があります。普通の電解コンデンサでも良いのですが、ここは最近はやりの電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)を使うことにしました。

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自作してもよいのですが、いい具合に箱に封入されていて振動にも強い、ランポートのバッテリーレスキット(12V用)を購入しました。装着は、単にバッテリーと置き換えるだけです。

使用感には特に問題ありません。走行後数時間は電力が残っており、キーをひねるとニュートラルランプが付きます。放電しきっていても単にニュートラルランプが点灯しないだけですし、ニュートラルに入っていないとキックが降りませんので、安全上の問題はありません。バッテリーがないと保管中のショートによる発火リスクがありませんので、インナーガレージにバイクを置いている私にとっては安心材料でもあります。白い箱が少し目立ちますが、他の配線・カプラー類やCDIユニット等も雑然とついていてまとまりがないので、時間が出来たらバッテリーの空きスペースに箱を付けるなどして、少し整理し直そうと思っています。
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2018年04月15日

プチカスタム

買ってからしばらくはノーマルで乗ろう、と思いつつも、気になるところはすぐ手を入れたくなるものです。細かいところですが、まずはミラーから変えました。

オリジナルは丸型のミラーですが、ボールジョイント部分が少し頼りないのと、ハンドル幅が広いため視界が腕に遮られがちで後ろが十分には見えません。全体にモダンな造形の割にミラーだけ丸いのはあんまり似合わないなあ、と思い、先端だけでも少し横に出ていたほうが後ろが見やすいだろうと、SP武川の「ポリゴンラウンドミラー」を装着しました。取り付けは左右ともM10の正ネジです。

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オリジナルよりも軸が太くて、角度調整用のボール部分がしっかりしていることもあって視界が安定し、斜め上に少し長いためにかなり後ろが見やすくなりました。

次に、燃料タンクのコックです。

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ネット上には「リザーブがない」(つまりONでもタンク内全量が使用される)という情報がありましたので、ほぼ燃料タンクが空になるまで乗ってから、コックに別のホースを繋ぎ全部の燃料を排出しました。それからコックを緩めていくと、燃料が漏れてきます・・慌てて締め直してからリザーブにするとまだ燃料が出ます。リザーブがあったのです。燃料コックを外してから見てみると、たしかにフィルタ(白い外筒)の内側に、細いパイプがちゃんとついています。これなら交換する必要がないので、せっかくリザーブ付きのコック(上の写真の、モンキー・ゴリラ用M16)を調達していたのに交換せずに、元のコック(上の写真の右側)に戻しました。ちなみにコック取り付け部分のネジはM16です。

さらに、エアフィルタをキャブに繋ぐ部分のゴムが切れかけていたので、キジマ製パワーフィルターに交換しました。このバイク、ゴム部品の品質はよくありません。CDIやバッテリーの固定ゴムも同様です。

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上の写真の、39φのものがぴったりです。オリジナルのエアフィルタはただの金属網でなく、その間にかなり密な黒色の布状のものが入っています。キジマのこれは、それよりも薄い布になっていて抜けが良い感じです。燃調が少し薄くなるようでアイドルが下がりますが、アイドルストップスクリューで調整すればOKです。もともとちょっと燃料が濃い目のようなので、燃調をいじる必要がなく、かえってより元気に回るようになりました。

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オジリナルのエアフィルタにはブローバイガスを戻す管がついていますが、これは二次エア供給装置の吸気口につなぎ直しておきます。こうすることでクランクケース内の未燃焼ガスが吸い出されて触媒で燃焼されるし、クランクケース内も負圧になります。

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ブローバイガスのホースが裏に回り、エアフィルタ自身も小さくなったので、燃料コックが操作しやすくなるという効果もありました。実はさらに、インマニの角度を振ってキャブを内側に押し込もうとしたのですが、このエアフィルタでもタンクと干渉するので、このままでは無理でした。今後の課題です。

最初の写真では他に、バッテリーを黒く塗装しています。もとはバッテリーが黄色いので必要以上に目立ってしまいますが、黒く塗るだけで違和感が解消します。しかしほどなく、これはバッテリーレスキットに置き換えてしまいました。
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