四輪・二輪を問わず、デザインの制約となるものの1つに法規があります。二輪車のリアフェンダーもそのひとつ。海外にはリアフェンダーの高さ(リアフェンダーがリアタイヤを覆う範囲)に関する法規を設けている国があり、そのため、多くの二輪車ではリアフェンダーやナンバープレート・反射板が後ろ下方向へ大きく伸ばされています。
XR250 はその中ではましな方ですが、やはりナンバープレート・反射板の下に、少し後方へ折れたマッドガードが付けられています。国内の法規では特に定めがないので、「フェンダーレスキット」などと称してこのマッドガードやリアフェンダーをなくしたり短くするものが多く売られていますが、けっこう高価だったりします。
そんななか、ふとパーツリストを見ていて発見しました。このマッドガード部分(上図10)はナンバープレートブラケット(上図9)とは別部品になっており取り外しが可能です。仕向地に合わせて変更できるように作られたのかもしれませんが、とにかく現車を見てみることにします。
取り付けは単純な構造で、プラスのタッピングスクリュー(上図13)2本と、リフレクターで共締めされているだけでした。ご丁寧に、リフレクターの回り止めの突起もきちんと機能するようにできています。数分の作業で取り外し完了です。
とても小さな変更ではありますが、思いのほかリアビューがスッキリしました。フェンダーレスキットではもう少し薄型のテールランプを用いていたり、隙間を詰めたりして短くなりますが、もともとナンバープレートの位置が高いため大差はありません。コスト0円でフェンダーレス化?が完了です。加工箇所もありませんので、もとに戻すのも簡単です。
パーツリストは組み立て図のようになっているので、サービスマニュアルがなくてもおおよその構造は把握することができます。海外サイトで自由に参照できるところがありますので、純正部品の品番は簡単に調べられます。しかしサービスマニュアルがなければ、ボルトの締め付けトルク等はわかりません。ヤフオクなどで入手すると結構高く付きますが、どうせ売るときにはまた高くで売れるだろうからいいだろう、と、最終版を購入しました。すぐになにか整備する箇所があるわけではありませんが、眺めているだけでも楽しいし、そうやって把握しておくと不意のトラブルでも役に立つかと思います。
2018年09月23日
世界一安価な?フェンダーレス化
posted by tksg at 23:39| Comment(0)
| XR250
こまごまと
こまごまとした整備をしました。
アンダーガード(左の赤丸内)は飛び石などで塗装に傷が付き、錆があちこちに出ていたのでざっとサビを落とし塗装しました。錆止め効果の高い「ローバルシルバー」を使ったため少し色目がフレームと違いますが(寒色系)、まあ付けてみるとさほど違和感ありません。サイドスタンドや、ブーツが触れるフレームの塗装剥げ(右2箇所)はタッチアップペンで補修しました。
ハンドルは購入時からラフ&ロード(HARDY)のブレース付きのものが付いていました。ブレースは左右それぞれ2本のネジで止めるしっかりしたものですが、アクセサリをつけるのに邪魔になるのと、振動・剛性面であまり違いが感じられないため取り外しました。クランプにちょうつがいがなく一体型のため、取り外しにはグリップやスイッチボックス、クラッチ・ブレーキレバー等をすべて外さねばなりませんが、難なく取り外しできました。
県内のバイクがよく集るスポットまでぶらりとツーリング。ほとんどロードバイクしか来ない場所ですが、珍しくXR250が3台集まりました。1台は最終型のXR250モタード、もう1台は初期のタイプのようです。
アンダーガード(左の赤丸内)は飛び石などで塗装に傷が付き、錆があちこちに出ていたのでざっとサビを落とし塗装しました。錆止め効果の高い「ローバルシルバー」を使ったため少し色目がフレームと違いますが(寒色系)、まあ付けてみるとさほど違和感ありません。サイドスタンドや、ブーツが触れるフレームの塗装剥げ(右2箇所)はタッチアップペンで補修しました。
ハンドルは購入時からラフ&ロード(HARDY)のブレース付きのものが付いていました。ブレースは左右それぞれ2本のネジで止めるしっかりしたものですが、アクセサリをつけるのに邪魔になるのと、振動・剛性面であまり違いが感じられないため取り外しました。クランプにちょうつがいがなく一体型のため、取り外しにはグリップやスイッチボックス、クラッチ・ブレーキレバー等をすべて外さねばなりませんが、難なく取り外しできました。
県内のバイクがよく集るスポットまでぶらりとツーリング。ほとんどロードバイクしか来ない場所ですが、珍しくXR250が3台集まりました。1台は最終型のXR250モタード、もう1台は初期のタイプのようです。
posted by tksg at 23:30| Comment(0)
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2018年09月09日
マフラーの補修
外装のリフレッシュも進んできて、購入時にすでにあった転倒傷はマフラーを残すのみとなりました。マフラーは交換してしまってもいいのですがけっこうな値段がしますし、乗った感じ音量・音質的にもいい具合なので、やはりお安く直すことを考えます。
マフラーの傷も大きくはないので全体写真にはあまり写りませんが、近くで見ると明らかに転倒によるものとわかります。リベットの頭が削れていますが、地のアルミの部分の傷は補修できそうですし、幸いなことにマフラーエンドは無事のようです。
まずマフラーエンドを外します。やはりローノイズインナーが装着されていました。うるさくなるのは困るのでこのまま使うことにします。錆びていますがどうせ中に隠れてしまうパーツです。
ステッカーを剥がし、ドリルを用いてリベットの頭を飛ばします。電動工具は使わずにドライバーの先にビットを付けて手動で落としました。中に落ちるリベットを回収するには残り5個のリベットも外さなくてはなりません。内側にはグラスウールが詰まっているはずなので中のリベットの残骸はそのまま残置することにします。
内側から歪みを叩いて戻し、全体に円周方向にサンドペーパーで磨きました。全体にきれいになってきたところで、4.8mmのブラインドリベットを挿入します。
リベットの装着にはハンドリベッターを用います。近所のホームセンターで1500円で売っていました。リベットは頭の直径(9.5mmほど)からこのリベットを買ってきましたがぴったりでした。
ウェビックでデルタ純正の耐熱ステッカーを買い、貼り付けて完成。ちょうどステッカーが小傷も隠してくれるので良かったです。
マフラーの傷も大きくはないので全体写真にはあまり写りませんが、近くで見ると明らかに転倒によるものとわかります。リベットの頭が削れていますが、地のアルミの部分の傷は補修できそうですし、幸いなことにマフラーエンドは無事のようです。
まずマフラーエンドを外します。やはりローノイズインナーが装着されていました。うるさくなるのは困るのでこのまま使うことにします。錆びていますがどうせ中に隠れてしまうパーツです。
ステッカーを剥がし、ドリルを用いてリベットの頭を飛ばします。電動工具は使わずにドライバーの先にビットを付けて手動で落としました。中に落ちるリベットを回収するには残り5個のリベットも外さなくてはなりません。内側にはグラスウールが詰まっているはずなので中のリベットの残骸はそのまま残置することにします。
内側から歪みを叩いて戻し、全体に円周方向にサンドペーパーで磨きました。全体にきれいになってきたところで、4.8mmのブラインドリベットを挿入します。
リベットの装着にはハンドリベッターを用います。近所のホームセンターで1500円で売っていました。リベットは頭の直径(9.5mmほど)からこのリベットを買ってきましたがぴったりでした。
ウェビックでデルタ純正の耐熱ステッカーを買い、貼り付けて完成。ちょうどステッカーが小傷も隠してくれるので良かったです。
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