NSR250Rのチェンジペダルがチェンジアームの問題によりガタつく件は、以前こちらで対策しました。しかしまた最近、ガタついている感じです。そもそもミッションから伸びた軸が短く、そこからアームで長さ方向に延長しているため、チェンジペダルにかかった力が軸を回す方向だけに働かず、チェンジアームをガタつかせる方向にも働いてしまうのが問題のように思われます。前回の対策の時の写真ですが、
をご覧のとおり、軸を挟み込む部分からピロボールまでの距離が、半径方向に比べて長手方向(軸方向)に遠いのが問題というわけです。それだけでなく、軸を締め付ける部分の、軸に沿った方向の厚みが薄いことも災いしていると思われます。これが長くて、軸の奥まで届いていれば、チェンジアームを曲げる方向に力がかかっても、それがスプラインの部分だけに働かずに済むからです。要するに、軸の長さの問題と、チェンジアームの形状、その双方に問題があるというわけです。
そう言っていてもガタついているものは直したい。そこでSNSで相談したところ、モトールエンジニアさんのチェンジアームを推奨いただきました。MC18用とMC21/28用がありますが、ものは同じで、2つある穴のどちらを使っているかだけ違うそうです。要するに、MC21ではレバー比を大きくしてあるわけで、チェンジペダルのほうもそれに合わせて変更されています。まさに上記の問題点が改善されているわけです。
ミッション側の軸はそのままなので変更のしようがありませんが、このチェンジアームは少し奥行方向に長めに刺さる構造になっているように思われます。とにかく、装着しましたら、上の動画のようにガタツキ解消。シフトフィーリングも改善しました。あとは、これがどれぐらい持続するか、でしょうか。
2024年06月06日
シフトアーム再び
posted by tksg at 23:12| Comment(0)
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2023年07月08日
チェーンスライダー交換
チェーンスライダーが劣化しており、バラバラと欠け、とうとう主要部分がなくなってしまいました。なので新品を取り寄せて交換しました。
この88年式NSR250Rでは、チェーンスライダーの純正部品が出荷終了してしまっているのですが、幸いこの車両は後輪の足回りが90年式以降のMC21型の「ガルアーム」に交換されているので、純正部品がまだ継続販売中で入手容易です。交換が少し面倒だという話があるのでショップに依頼しょうと思いましたが、NSR専門ショップは入庫待ちの列が長く、時間がかかりそうなので、部品だけ送ってもらって自分での交換に挑戦しました。
いろいろと部品を外すのは簡単ですが、交換の山場?はこの、スイングアームの突起部分にスライダーの穴を引っ掛けるところです。確かに、エンジンとの隙間が狭くて一筋縄では行きませんが、事前にネットで予習していた甲斐があり、わりとすんなり行きました。スライダーをおおよその位置に持ってきたら、ネジで固定せず、少しエンジン側に寄せて遊びをもたせること。また、下からエンジンとスイングアームの隙間を通すのは無理なので、奥側にスライダーの先端を持っていってから、手前へ引くようにするとすんなり通りました。
あとは他の部品を元通りに戻すだけです。ついでに冷却水や2ストオイルも補給しておきました。
posted by tksg at 18:27| Comment(0)
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2022年05月28日
ブレーキパッド交換
コロナ禍もなかなか落ち着きませんが、病床使用率が下がってケガも出来ないという感じではなくなってきて、気候も良くなってきたので、乗りやすい雰囲気にはなってきました。そういうわけであまり距離は伸びていませんが、それでも劣化するところは劣化します。どうも前からフロントブレーキの効きがいまいちだなあと思っていて、それは多分フォークオイルがブレーキパッドに染み込んでいるためのようなので、今回交換してしまうことにしました。
NSR250Rは乾燥重量120kg台という軽さのくせにフロントがダブルディスクで、しかもキャリパーも左右それぞれ異径対向4ポッドです。なのでブレーキパッドも2セット、4枚必要になります。パッドには乗りやすいと評価の高いデイトナの赤パッドにしました。
以前、フロントタイヤを交換してもらったときに少し手伝って、キャリパーの脱着もしたのですが、今回はパッド交換だけなのでキャリパーは外さずに差し替えるだけにします。プラスティック製のカバーをマイナスドライバーではずして現れるネジを外し、パッドピンを抜いて抑えバネを外し、パッドを入れ替えて、もとに戻すだけです。4輪車と枚数は変わらないですが、むき出しになっていて作業しやすいのと、対向キャリパーのためとても作業は簡単で楽でした。外したパッドはそれなりにまだ残っていましたが、やはり状態は悪くなっていました。
パッド交換時に少しシリンダーを押し戻しているため、走る前によくブレーキをかけて圧力がかかるようにしておきます。そしてぐるりと試走しましたが、違いは歴然。軽い力でしっかり止まるのはもちろん、ブレーキの剛性感も高まったように感じられました。これでまた安心して乗れそうです。
NSR250Rは乾燥重量120kg台という軽さのくせにフロントがダブルディスクで、しかもキャリパーも左右それぞれ異径対向4ポッドです。なのでブレーキパッドも2セット、4枚必要になります。パッドには乗りやすいと評価の高いデイトナの赤パッドにしました。
以前、フロントタイヤを交換してもらったときに少し手伝って、キャリパーの脱着もしたのですが、今回はパッド交換だけなのでキャリパーは外さずに差し替えるだけにします。プラスティック製のカバーをマイナスドライバーではずして現れるネジを外し、パッドピンを抜いて抑えバネを外し、パッドを入れ替えて、もとに戻すだけです。4輪車と枚数は変わらないですが、むき出しになっていて作業しやすいのと、対向キャリパーのためとても作業は簡単で楽でした。外したパッドはそれなりにまだ残っていましたが、やはり状態は悪くなっていました。
パッド交換時に少しシリンダーを押し戻しているため、走る前によくブレーキをかけて圧力がかかるようにしておきます。そしてぐるりと試走しましたが、違いは歴然。軽い力でしっかり止まるのはもちろん、ブレーキの剛性感も高まったように感じられました。これでまた安心して乗れそうです。
posted by tksg at 22:41| Comment(0)
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