2019年08月04日

サイレンサーステーの交換

このNSR250Rはシートカウルが交換されシングルシート化されています。タンデムする予定はないのですが、ツーリングに出かけるときの積載性の低さが気になります。タンデムシートは当然、人の体重に耐えられるよう頑丈に取り付けられていて、カウルそのものに力がかからないような構造になっています。しかしこの車両ではシートカウルの内側から支えるものがありませんので、重いものを乗せるとカウルに負担がかかってしまいます。そこでいろいろ思案した結果、サイドバッグを使うことにしました。

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NSR250Rは年式によりサイレンサーの高さや配置がまちまちですが、この1988年式の場合、左右のサイレンサーの高さが揃っています。またシートに平行に斜めになっているので、熱的問題さえ解決すればサイドバッグが後輪に触れないようにガードするステーの代わりをしてくれそうです。しかしこの車両の場合、サイレンサーステーが武川のステンレス製のものに交換され、リアブレーキのリザーバーもそこに取り付けられています。純正品はタンデムステップを兼ねたステーとなっていてより頑丈でバッグの重量がかかっても問題なさそうなので、純正品を取り付けることにしました。

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ヤフオクで純正ステップを探し、不要な部品(タンデムステップそのもの)が付いていない安価なものを探します。ものによってはインシュレーターのゴムやその中のカラーがないものもありますが、これは必要なものなので付いているものを探して落札。NSR250Rのパーツはどれも軽量な作りになっていますが、このステーも肉抜きなどされていて思ったより軽いものでした。ただしこのタンデムステップをつける部分が出っ張っていて不格好なので切り落とすことにします。

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グラインダーにカッター型の薄い砥石を付けて不要な部分を切り落とした後、厚みのある砥石やサンドペーパー型の砥石を使って形を整えます。最後にリューターで仕上げ。ちょっと磨いたのできれいになりました。

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リザーバータンクは純正ステーには付きませんので、カウルに隠れる形になりますが位置を変更します。シートレールはかなり丁寧にリブなどをカットしてあるので元の位置ではありませんが、よいところに十分な空間がありました。

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装着後の状態。タンデムステップをつけるための出っ張りがないのでスッキリしました。ヒールガード部分を残しているのは、積載時のフック代わりにしようという魂胆です。

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サイドバックには、かなり大容量の TANAX MFK-187 を選んでみました。本来はもう少し水平に取り付けるものですが、カウルの後ろの方に力がかかるのを避けたいので、サイドバッグ裏側前方のバックルをステーのヒールガード部分に固定してバッグ全体の重さがかかるようにした上で、上側のベルトをシート後部にかかるように取り付けてみました。これならきっと問題なさそうです。
posted by tksg at 18:56| Comment(0) | NSR250R

2019年07月20日

突き止めた!

・・と大袈裟なタイトルですが、たいした話ではありません。外装がカスタムされたNSR250Rですが、出自のわかっていなかったテールランプAssy. の由来がわかりました。

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このバイク、受け取ったときに「テール部分は原付の部品を流用してカスタムしてある」という話は聞いていました。でもどの車種のものかはわからなかったのですが、ふとしたことで似たものを見つけました。それがこの、ホンダ・スマートディオ(AF56)です。プレス用の写真では前からの写真しかなく十分確認できませんが、画像検索するとリアの写真も見つかります。クリアカバーが付いているので気づきにくかったのですが、その中身のレンズの形状は、どうも同じ形に見えます。

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そこで1つ入手してみることにしました。ヤフオクで検索してみると、安価でゴロゴロとたくさん出品されています。その中からなんと、即決1円のものを落札。送料は1000円少々かかりましたが、電球も全部ついており、割れ・欠けなどもなく、上々の状態です。

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このユニット、テールランプ・ストップランプと方向指示器が一体になっているのはもちろん、ナンバープレート照明のための透明な窓も底部に付いています。NSRでもこの照明をうまく使ってテールランプが照らされるように作られています。透明のカバーは爪で引っかかっているだけなので簡単に外せそう。中身の赤と黄色のレンズは中古品でもカバーに守られて傷が入っていないので流用にはちょうど都合が良かったのかもしれません。

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そして、NSRに装着されているものと並べた結果。完全に一致しました。

バイクのテールランプはカスタム用の汎用品がいろいろと売られていますが、どれも結構なお値段です。最近は海外製のものも多く売られていますが、防水性や強度が劣ったり暗かったりするものも。その点、この手の国産車の部品の流用は安上がりで信頼性も高く、壊れたときに同じものを入手するのも容易なので、形さえあえばいい方法だと思いました。
posted by tksg at 17:03| Comment(0) | NSR250R

2019年07月15日

始動性いいです

2ストは始動性がいいと言われます。2ストは1回転につき1回爆発であること、圧縮比が低いことなどがその理由だそうですが、それにしても始動性がいい。



今日は雨なので、車庫でこんなムービーを撮ってみました。キックが軽いので足など使わなくても手でエンジンを掛けられます。しかもこれを撮ったのは今週末の初回の始動、つまり1週間放置後でエンジンは室温まで冷えている状態です。これまでに所有していた2台のバイク(FX110, XR250)のどちらよりも始動性は高いと思います。これならセルモーターの必要性は全然感じません。NSR250Rは2気筒なのでさらに1回転あたりの爆発回数が多いことや、クランクケースリードバルブのため吸気負圧がかかりやすいこともあるのかなと思います。実は、上の映像では始動直後で前バンクしかまだ火が入っていませんが、少しふかすと当然両方から白煙が出始めます。このことからも2気筒あるのでかかりやすいということになるのかなという気がします。

ネット上では何十回とキックしてもかからなかった体験なども挙がっていますが、センターシール抜けのほか、私見ではリードバルブの反りや欠けがあると始動性が低下するんじゃないかなと思います。また冷感に比べ、むしろ走行後10分ほどした、キャブなどが加熱しているであろう状況のほうが始動性が悪くなることがあります。このときは(取扱説明書にあるとおりに)チョークは引かずにスロットルをちょっとだけ回してキックするとすぐかかります。

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2ストですのでやはり白煙は出ます。少しエンジンを掛けていると、すぐに車庫が曇ってきます・・が、思いのほかドライな感じで、走行している限りあまりバイクも汚れないし、衣類にも気になるほどの匂いはつきません。むしろ隣に置いてある古いホンダ4輪車のほうがススをたくさん吐きます・・2ストのオイル汚れは心配していたほどではないようです。

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連休の後半は晴れ間も覗いてきたので、合計100km余り、近所を走ってきました。キャブ車なので温まるまで本調子にならないのは当然としても、よく観察すると水温が上がったばかりよりも10〜20kmほど走ってからのほうがいい感触のような気がします。その事もあってちょっと近所まで・・という乗り方には向いてないし、精神的にも良くない感じ。ですので一度車庫から出したら、2時間弱ほどは乗っています。燃費ですが、今回はあまり高回転ばかりキープせずに4000rpmあたりもそれなりに使って 14.8km/L でした。あいかわらずよくはありませんが、まあちょっとは改善しました。エンジンオイルもちょうどいいペースで減っている(供給されている)ようだし、左右バンクの白煙の量も均等なので燃料タンクへのオイル投入はやめるか、ごくわずかまで減らそうと思っています。
posted by tksg at 16:23| Comment(0) | NSR250R