NSR250Rは年式によりサイレンサーの高さや配置がまちまちですが、この1988年式の場合、左右のサイレンサーの高さが揃っています。またシートに平行に斜めになっているので、熱的問題さえ解決すればサイドバッグが後輪に触れないようにガードするステーの代わりをしてくれそうです。しかしこの車両の場合、サイレンサーステーが武川のステンレス製のものに交換され、リアブレーキのリザーバーもそこに取り付けられています。純正品はタンデムステップを兼ねたステーとなっていてより頑丈でバッグの重量がかかっても問題なさそうなので、純正品を取り付けることにしました。
ヤフオクで純正ステップを探し、不要な部品(タンデムステップそのもの)が付いていない安価なものを探します。ものによってはインシュレーターのゴムやその中のカラーがないものもありますが、これは必要なものなので付いているものを探して落札。NSR250Rのパーツはどれも軽量な作りになっていますが、このステーも肉抜きなどされていて思ったより軽いものでした。ただしこのタンデムステップをつける部分が出っ張っていて不格好なので切り落とすことにします。
グラインダーにカッター型の薄い砥石を付けて不要な部分を切り落とした後、厚みのある砥石やサンドペーパー型の砥石を使って形を整えます。最後にリューターで仕上げ。ちょっと磨いたのできれいになりました。
リザーバータンクは純正ステーには付きませんので、カウルに隠れる形になりますが位置を変更します。シートレールはかなり丁寧にリブなどをカットしてあるので元の位置ではありませんが、よいところに十分な空間がありました。
装着後の状態。タンデムステップをつけるための出っ張りがないのでスッキリしました。ヒールガード部分を残しているのは、積載時のフック代わりにしようという魂胆です。
サイドバックには、かなり大容量の TANAX MFK-187 を選んでみました。本来はもう少し水平に取り付けるものですが、カウルの後ろの方に力がかかるのを避けたいので、サイドバッグ裏側前方のバックルをステーのヒールガード部分に固定してバッグ全体の重さがかかるようにした上で、上側のベルトをシート後部にかかるように取り付けてみました。これならきっと問題なさそうです。
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